鎌倉のカフェ150店を歩いた、地元ブロガーがご案内するカフェめぐり!に行ってきた
先週この体験に参加してきました。 tabica.jp
ホストは半井孝一さん。
最初に
結論から言うと、この体験めちゃくちゃよかった。
鎌倉のカフェを巡れたことはもちろんのこと、鎌倉のこれだけディープな人たちと知り合えるのに何年通えばいいだろう、と思えるくらい面白い人達と知り合えた。
何より、ホストの半井さんがめっっちゃくちゃいい人。
内容
由比ヶ浜駅集合。
ホストさんから自己紹介していただき、手作りマップや資料をもらう。
最初はホテルWeBaseを案内していただく。
半井さんはホテルオーナーさんと仲が良いようで、その方から直々に部屋を案内してもらった。
その後、カフェ、鎌倉香山(こうざん)へ。
ここ食べログに掲載されておらず、検索して出てきたのがこの記事。
ここがやばい。住宅街の中にある普通の民家で、1人だと絶対に入れない雰囲気。
そもそも、外から見ると店なのか家なのかわからない。
紅茶専門店で本場イギリスに対するこだわりが強いオーナーの津田さんがこだわりの紅茶を入れてくれる。
すごいのが食器が銀食器であること。値段を聞いたら数十万円と。
銀食器ってすごく重いんです。銀なので当たり前なんですが、初めて目の前にしてその重みに驚きました。
詳しくないのでわからないが、明らかに高そうなスピーカーでジャズが流れてます。
今回はアールグレイをいただくことに。
そして、オーナーの津田さんから「半井さんのお客さんだから」とご厚意でケーキまで出していただきました。
見ての通りですが、食器にかなりこだわりを持っておられます。
部屋の中は普通の家という感じですが、要所要所にオーナーのこだわりが出ていて優雅な貴族感を味わえます。
隣の部屋がこれまたすごい。行かないとこの独特の空気感伝わらないが、すごい。
オーナーの津田さん、何者なのか最後までわからなかったけど、只者ではない雰囲気を持っています。
昨日旅行に行ってたとのことでりんごがたくさんあって、持って帰っていいよと2個りんごをもらいました(謎
旅行先で有名な豆腐屋さんの豆腐を買ってきたら食べる?と言われてそれもいただきました(謎
半井さんのお客さんだからということでご厚意で。
※普通に行ってもいただけません。
※そもそも、紅茶専門店なので豆腐はありません。
ということで、本当に豆腐が出てきた。
わざわざ、生姜、醤油、鰹節までご用意いただいてめちゃくちゃ美味しかった。
窓辺には柿が1つ置かれていてメジロが来た。
双眼鏡を渡されてメジロを観察。
平安時代の貴族の遊びのような時間が流れる。
そうこうしている間に何人か常連客のような方がいらして今日はスズキが捕れたと言って、置いて帰りました(謎
なぜか2匹持ってきて1匹はあげる、もう1匹は冷蔵庫入れといてくれる?と行って帰っていった(謎
冷蔵庫入れといてくれる?ってなに?シェアエコ?
なぜかその日にスズキを持ってきたのは2人、2人ともでかいスズキを持ってきて置いて帰った(謎
そして、2人ともりんごをたくさん持って帰った(謎
スズキの刺し身食べる?と言われたが、さすがに、とホストさんが断わられた。
食べたかった。
じゃあ、そろそろ出ようか、となっていたら「搾りたてのりんごジュース飲んで帰る?」と言われた。
銀食器で飲むりんごジュースはもう飲めないよ、と
次に来たときはりんごないよ、と
このままだとこの店だけで体験が終わってしまう、と焦るホストさん。
飲みたい気持ちをぐっとこらえてお断り。
お会計は1人500円
本場の紅茶飲んで、ケーキ食べて、りんごもらって、豆腐食べて、500円
下手したらスズキの刺し身を食べ、りんごジュースを飲んでいた
資本主義じゃない世界がここに
半井さんとの関係性の中で地元のコミュニティに入っていけるっていいな、と心から実感しました。
本当に親戚のおじいちゃんの家に来たような感覚でした。
あくまで、半井さんのお客さんということでご厚意でやってくださったので、みなさんが行ったときにも同じようになるかはわかりません。
そもそも、次に行くときはりんごも豆腐もスズキもきっとないし、メジロも飛んで来ないです。
次は、文学に詳しいホストさんの解説とともに、鎌倉文学館に。
鎌倉文士が好きで特に好きな人は久米さん。
正直文学にはあまり詳しくなかったが非常に学びが多かった。
ホストの影響で久米正雄、吉屋信子あたりの本を読みたくなった。
そして、次のカフェへの移動中に驚くべきものを発見。
ホストさんが今日予約しようとしてお休みだった店の窓にここのオーナーさんがわざわざ僕らにメッセージを書いてくださっていた。
このネット時代にホストさんは付箋で返事を書いて窓に貼っていきました。
次はカフェ、テラスレイに。
南フランスの雑貨を集めることが趣味なオーナーの店で特色の強い店
ここのオーナーもなかなかに癖がある
コーヒーとクレープをいただいた。
その後もホストさんオススメの店をいくつか紹介してもらい、長谷駅で終了。
最後に
終始感じたのはホストである半井さんの人の良さ、こんなにいい人はいない。
由比ヶ浜でディープ過ぎる人ばかりを紹介してもらいましたが、それは半井さんが地域の人から愛されているからできたこと。
この方がいなければこのような体験はできなかったし、半井さんならではのローカルツアーという感じで貴重な体験でした。
半井さんが最後に仰っていた「自分は由比ヶ浜のディープなところを案内できるが、どんな人にもその地域のディープなところを案内できると思う。お金で返してもらうというよりは、次はあなたの街を案内して欲しい、自分も案内してもらったから、次はあなたのツアーに参加する、と言う形でお金以外の価値を交換し合えるとおもしろい」という言葉はぐっときました。
感動というよりは「なんとなく気持ちよくて、なんとなく好きな体験」だった。
最後はこの景気を見て帰った。